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地域で支える「こども食堂」

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地域で支える「こども食堂」 #こども食堂 #こども #コミュニティ # つながり # ボランティア # ママ # 社会貢献 #地域 # 地方創生 # 福祉 # 夜ごはん # 遊び こども食堂でカレーライスを食べるこどもたち み なさんは、「こども食堂」という言葉をご存知でしょうか。言葉自体は知っているけれどどんなものなのかわからない、そんな方が多いのではないでしょうか。こども食堂とは、こどもやその親御さんをはじめ地域の方々に安価な食事や居場所を提供するもので、民間発の取り組みとして2012年頃から全国各地へと広がりを見せているものです 。 その中で今回私たちは、神奈川県川崎市多摩区で行われているこども食堂を訪れました。 会場全体(テーブル4つ) 開 催されていた場所は、公民館のような机が並ぶレンタルスペース。当日17時30分にスタートという中、続々とこどもたちとお母さんが集まっていました。 このこども食堂は、地域ボランティアの方が7、8人で調理・配膳をして、毎回夕食の時間帯にカレーライスをこども200円、大人500円で提供していました。 食材費や食器などは、食事の代金やボランティアの寄付でまかなわれており、「ほかほかご飯の会」代表の木澤静雄さんは、「来てくれているこどもたちの笑顔を見ているから続けられている」と明るくにこやかに話してくれました。 配膳をしている木澤さん(左) 区 内3カ所で月1回ずつ開催しており、学童保育やこども文化センター、地域のレンタルスペースとそれぞれの場所と環境のニーズに応えているようです。  全国に存在するこども食堂。その目的の多くは、「孤食を防いで栄養のある食事を取ってもらうこと」だと感じていましたが、こちらのこども食堂では「地域の交流場所」としての意味合いが強く感じました。  提供しているカレーライス 会 場内では「あの子今日来るのー?」「あっ!きたきたー!」「誕生日プレゼントあげる〜!」「男子もゲームばっかやってないで!」と誕生日を祝ったり、ビンゴゲームをしたりと夜までお祭りのようににぎやかでした。参加するこどもはだいたい同じメンバーらしいが、それぞれ学校が違うなどして学校と家庭の間にある居場所となっているようです。

四ツ谷美季「憲法をもっと身近な存在に」

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19歳・大学生 四ツ谷 美季 北海道出身、2013年中央大学総合政策学部入学。軟式野球サークルのマネージャーを務める傍ら、大手カフェでアルバイトをしている。趣味はダンスとスポーツ観戦。高校時代はチアリーディング部で全国大会に出場した経験を持つ。 Opinion#1 : 私の興味分野✕政治「国が主導で国際交流を活発に」 Opinion#2 : 若者の政治参加「関心がないというより、行動に移せていないだけ」 四ツ谷さんが伝えたい政治に関する意見は何ですか? 憲法改正の問題についてです。もっと前向きに議論をしなければいけないと考えています。 憲法問題に興味をもつきっかけは何だったのですか? 高校1・2年生のときに、札幌弁護士会主催の憲法を考える高校生講座に参加したことがきっかけです。社会科の先生に勧められて、法学に興味のある同級生と参加してみることにしました。高校生でグループを作り、弁護士の方を交えてケーススタディで議論を深めていくという内容です。1年生のときは憲法9条に関して、2年生のときは死刑制度に関して学びました。人の数だけ考え方があるのだと刺激を受けました。また、大学に進学後、1年生で「憲法と人権」という講義を履修し、さらに詳しく学んだことで、憲法問題に対する関心がより高まりました。 時代に合わせた憲法であるべき どうして問題だと思いますか? 日本国憲法が制定されてから60年以上が過ぎています。制定当時の戦後の日本と、先進国の一員として最先端を走る現在の日本とでは、状況が激変しています。憲法自体で言えば、近年は環境やプライバシーなどの新しい人権が主張されていることもあり、考え直さなければならないのです。 特にどの部分に関心があるのですか? 憲法第9条の改正問題です。私は改正賛成派です。 他国と対等になる必要がある 第9条と言えば、平和主義や自衛隊問題ですよね。 はい。過激に聞こえるかもしれませんが、自衛隊をいつまでも軍隊として認めないのは先進国の一員の対応として間違っているのではないかと感じています。決して戦争をしようと言っているわけではありません。他国と対等にならなければいけないということです。防衛の建前と自衛隊の中身という矛盾を抱えているのは、逆に安全保障として危険が

岩田由樹奈「若者が働く環境をもっと広げてほしい」

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19歳・フリーター 岩田 由樹奈 高校1年生からアルバイトと学校生活を両立させ、高校卒業後はサロンモデルとして活躍中。また、夜は飲食店でのアルバイトもこなしている。将来の夢は美容系の職に就き、世界中の女性を美しくすること。趣味は音楽や舞台鑑賞。 Opinion#1 : 私の興味分野✕政治「若者が働く環境をもっと広げてほしい」 Opinion#2 : 若者の政治参加「SNSで発信する若者が増えた」 就職3年以内の離職率は、大卒者は31%、高卒者だと39%。 岩田さんが関心にある政治に関わる問題は何ですか? 前にテレビで見たのですが、若者の離職率の高さがすごく気になりました。私は今年の3月に高校を卒業して、今は働いてるんですけど、高卒生の離職率が特に高いのには驚きました。2010年に就職した若者のうち3年以内に仕事を辞めたのは、大卒で31%、高卒だと39%もいるそうです。 高校の友達も半分くらいは就職していて、実際に仕事を辞めた人、辞めたいと言っている人がいるので、すごく身近な問題に感じています。辞めたいけど、高卒だと面接で不利だったりしてなかなか次の良い仕事を見つけられないから簡単に辞められない人もいます。 どんなことが理由で仕事を辞めたいと言う人が多いと感じていますか? やっぱり職場の環境が悪いことだと思います。実際、最近いわゆるブラック企業で有名になっている居酒屋で働いていた友達が2人いるのですが、辛すぎて辞めざるを得なかったみたいです。まだ何も教えてもらってない新人なのに怒鳴られたり、容姿で差別されたり、シフトを無理に変えられたり……とにかく酷かったみたいですね。高卒だと特になめられるというか、仕事をちゃんと任せてもらえないみたいです。 どんなに頑張っても、どんなに仕事ができても、能力ではなく年齢でしか見てもらえないことはある。 岩田さん自身もが高卒だと特に不利だと感じることはありますか? やっぱり高卒だと18、19歳で未成年だからなのか、信頼してもらえないことがあります。どんなに頑張っても、どんなに仕事ができても、能力ではなく年齢でしか見てもらえないことはある。あと、どうせすぐ辞めるだろうと思われて、ちゃんとした仕事を任せてもらえないこともありますね。 政府が企業に常に目を見張り

長嶋有里議員「既存の考え方に縛られない多様な生き方を!」

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逗子市議会議員 長島 有里 高校卒業後、選挙のボランティアをしたことがきっかけで兄の大学の先輩だった長島一由氏と知り合い18歳で結婚。翌年、長女を出産。その後、市長私設秘書を務めながら立教大学法学部に入学。卒業後、逗子市議会議員選挙に初出馬し当選。現在3期目を迎える。趣味は社交ダンス、料理、読書。2児の母。 Opinion#1 : 私の興味分野×政治「“逆パターン”のキャリア形成も、選択肢としてあるのでは」 Opinion#2 : 若者の政治参加「当事者意識がないのでは」 きっかけは元政治家であるご主人との出会い。高校卒業後すぐに結婚、翌年出産。 政治の世界に入ったきっかけは何だったのでしょうか? 私はもともと、政治とはまったく関係のない家庭環境で育ちました。たまたま私が高校生のとき、兄が大学のサークルの先輩の選挙を手伝うことになって、私がそこに兄の代わりに行ったのがきっかけです。そして、その先輩というのが今の主人です。私が高校を卒業したすぐ後の春休み、主人が鎌倉市議会議員選挙に出て、私はボランティアとして手伝いました。選挙が終わるときに、“このまま結婚して一緒にやっていこう”となり、結婚に至りました。だから高校を卒業してすぐの5月に結婚することになりました。 高校を卒業してすぐに結婚?しかも結構年上ですよね!?周りの反対はなかったのですか? 頑張る政治家を応援したいという気持ちがあったし、なにより彼の熱意に惹かれました。確かに一回り以上も年上ですけどね。でも、両親ももともと彼のことを知っていたということもあり、全く反対されませんでした。兄はちょっと嫌そうな顔をしていましたけどね(笑) その後、すぐにご出産されていますよね? はい。私は19歳で1人目を出産し、主人は逗子市長選挙で当選、全国最年少市長となりました。市長夫人として、育児と家事をやりながら選挙を手伝ったのですが、今思えば本当に世間知らずでしたし、市長の奥さんということで周りからも色々言われましたね。その時は政治のこともわからないし、同年代のママ友もいませんので、悩みを共有できる友人がいなかったのが辛かったです。 そこからなぜ、自分自身が政治の世界に足を踏み入れようと思ったのですか? きっかけは、逗子で乳児が置き去りにされた

大谷祥平「教育の未来を明るく」

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21歳・大学生 大谷 祥平 福岡県出身。2012年に一橋大学商学部商学科入学。現在はITマーケティングを専門として研究中。歌うことが好きで、アカペラサークルに所属する。趣味はマンガを読むことで、特に高橋留美子先生の大ファン。老後は子どもたちのために駄菓子屋さんを経営することが夢。 Opinion#1 : 私の興味分野✕政治「教育の未来を明るく -ゆとりについて-」 Opinion#2 : 若者の政治参加「知ろうと思えるほど楽しそうではない」 大谷くんが伝えたい政治に関する意見は、ずばり何ですか? 僕が今一番関心のある社会問題は、教育。特に“教育のゆとり”についてです。簡単にいってしまえば、僕はゆとりに賛成しています。それは学習内容的にもですが、国が教育に使うお金の面でも“ゆとり”を持って欲しいと考えています。 なぜ“ゆとり教育”に強い関心があるのですか? 母親が子ども好きで、それを見て育ったせいか、もともと子どもが好きなんですよね。そこで子ども達に重要な教育問題を考えるようになったのがきっかけです。中学生くらいの時の夢は保育士だったし、大学では幼い子どもと遊ぶアルバイトもしていました。 もう一つは、自分たちの年代がゆとり教育の経験者ということです。自分が小学生のときに土日授業がなくなったことを覚えています。そういう意味で“ゆとり”という言葉に敏感でした。 冒険のように楽しかった 大谷くん自身は “ゆとり”をどの様に感じていましたか? 何がゆとりだよ、って感じでした(笑) ゆとりゆとりと言って馬鹿にするような大人たちだけど、それを決めたのは自分たちだろ、って感じですよね。勝手に決められて、実行されて、それでゆとりだった言って馬鹿にされて。大人の勝手すぎるし、納得いきませんよね。いい気持ちはしません。 でも僕はゆとり教育を受けて良かったと思っています。土曜日は公園に行って緑の中で遊んだり、たまに旅行に行ったり。通学路じゃない道を歩くことは、冒険のようで、本当に楽しかったです。 でも今だに言われているんですよ、今の高校生の学力低下は小学生のときゆとり教育を受けたせいだとか。だからずっと僕たちの世代は引きずってしまうんですよね。 ゆとりのが原因で学力が落ちたというはっきりとした